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長崎へ行こう 2日目
「おはよう。」有機野菜の和朝食を済ませた頃、息子さんが別の宿泊先からやってきました。
昨日のお酒がまだ残っている様子の息子さんとは対照的に、Oさんは元気いっぱい。やっぱり旅というのは年齢にかかわらず、人を元気にするんですね~。
平和公園に着くと、Oさんの口数が急に少なくなりました。やっぱり戦争を体験なさっているOさんにとっては、私には想像もできない様々な思いが込み上げているのでしょう。平和記念像の前で黙祷した後、原爆資料館も時間をかけて回りました。
その後、浦上天主堂にも立ち寄った後、お昼ごはん。Oさんの突然のリクエストでお寿司を食べに行きました。そこでもOさんと息子さんは熱燗をオーダー。昼も夜もお構いなしですね…。
ホテルに戻りしばし休憩。ここでOさんと息子さんはお別れです。「またな。」とOさんの一言。「元気でな。」と息子さん。こういうとき、言葉少なになるもんですね。男ってやつは。
お別れの後たっぷり休憩をとって、再び長崎の街へ。行く先はOさんがぜひ行きたいといっていた、『長崎ぶらぶら節』でも有名な思案橋です。この近辺は昔からいわゆる花街として栄えていたところなのですが、実は若い頃遊び人だったOさんは、昔から大の花街好き。そんなこともあって、思案橋に行くのはと~っても楽しみにしてたんです。
思案橋は以前ほどの賑わいはないものの、歩いていると昔の華やかさが伝わってくるような、とってもいい雰囲気の通りが並んでいました。Oさんはそれはもう興奮しっぱなしで、その様子は初めてディズニーランドを訪れた子供のよう。昔の面影を残す街並みを、必死にカメラに収めていました。
カステラで有名な「福沙屋本店」でおみやげのカステラを購入した後、料亭花月、長崎検番と歩きます。
長崎検番の前で足をとめ、Oさんのレクチャーに耳を傾けていると、検番の中からなんと、本物の芸妓さんが出てくるではありませんか!思わず呼び止めるOさん。
話を聞いて、またびっくり!。その芸妓さんはなんと18歳。「平成生まれの芸妓さん」として新聞やテレビなどの取材を何度も受けている有名な方だったのです。しかし…90歳で大正生まれのOさんと、18歳で平成生まれの芸妓さんの偶然の出会いって…奇縁と言わずしてなんと言えばよいのでしょう!?こんな出会いがあるから旅は面白いんですね~。
「いや~、よかったな~。本物の芸妓さんに会えるんだもの。」芸妓さんとお別れした後も、興奮冷めやらぬ様子。「奥さんに怒られますよ」と言うと、「かみさんには言うなよ」と釘をさすのも忘れないOさんなのでした。
眼鏡橋で写真撮影をしたところで、日がだいぶ落ちてきました。今日の夕食は、Oさんの大好物、牛ステーキ。90歳にもなっていまだに牛肉が大好物というのもすごいですが…。今回はステーキハウスで長崎牛にトライ!
おいしい地ビールと特上の長崎牛。そしてアワビ。Oさんも、このおいしさにすっかり感心させられたようで、「うまいな~」としきりにつぶやいていました。確かにこれだけうまいとやみつきになりそう。
食後は本日最後のイベント、稲佐山で夜景鑑賞。貸切タクシーの運転手さんに眺めのいいスポットを案内してもらいました。稲佐山の頂上にある展望台から見る景色は圧巻の一言で、さすがは「1000万ドルの夜景」とうならされました。
その後、ホテルに戻っておやすみなさい、と思いきや、どうしてもホテルのバーでカクテルを飲みたい、というOさん。ここまで来たら、どこまでもお付き合いしますよ。







