服部氏による解説


アメリカの例はふんだんに事例が出てまいりました。具体的な事例がたくさん出てきましたので、いかにスケールアップしていくのか、といったときの参考事例が多くあったかなというふうに思います。

Theory of Changeという言葉が出てきました。こちらの中で社会的な事業をされている、あるいはNPOに属している方はどれぐらいいらっしゃいますか?たくさんいらっしゃいますね。

Theory of Changeは説明のあったとおり、自分たちの目的は何がどういう結果を出すのか、どういう成果を出せるのか、どういう社会的なインパクトを出せるのか、出したいのかというようなストーリーをあらかじめ作るわけですね。

私たちはミッションというものをまず議論すると思います。それを実際に活動に落としていって、じゃあどのように社会にインパクトを与えていくのかということを、あらかじめ目標を設定するというようなことではないでしょうか。Paul先生が仰ったように、アメリカではこのTheory of Change、このプロセスを非常に大事にしているというふうに聞いています。

それからSCALERSモデルというのが出てきました。どうやったら事業を拡大するの、といったときに、私たちはついつい人が来ないしね、お金が回らないしね、なにもリソースがないというようなことをついつい言ってしまいます。ニワトリ、卵の話になってしまうわけですね。

そうじゃないよというようなことで、SCALERSの一つ一つの要素、この要素が私たちにはあるだろうか。それを得ようとする準備ができているだろうか。トライアスロンの例でわかりやすく説明いただきました。

特にですね、マーケティングのところにおいても面白い例がいっぱい出てきました。私たちがスケールアップするときに必要なもの、これからディスカッションしたいと思いますが、政府の立場、金融機関の立場、そして市民の立場、それからソーシャルビジネス自身の立場があるかと思います。

例えば、Teach For Americaの話が出てきました。私の学生に聞きました。3年生、4年生なんですけども、もし日本にTeach For Americaのようなものがあったら、準備中であるようなんですけども、参加するか。若い方、今日いらしてますよね、参加されますか。質問しました。

もちろんYESとNOの両方あったわけです。NOの人はなぜか。「2年間、違うところに行ったら、ますます会社で雇ってくれないよ。」つまり社会が認めない限りは、先ほどのようにアメリカのようにはならない。いかに一般市民の参加を、そして彼らの理解を得るようにソーシャルビジネスがやっていかないとうまくいかない。

もう一つNOの理由は、「学校で教えるなんて、そんな大事なこと俺やっていいの」という答えが返ってきました。だからこそやるんでしょうと。Teach For Americaの場合は、若い人たちにリーダーシップを植え付けたと聞いています。今大事なことを、若い人たちがもっとやっていく。それを期待したいと思いますが、YES、だからやる。いや、だからやらない、と言う意見が返ってきました。

さて、ソーシャルビジネス、私たちの立場はどうしていったらよいのか。このあと聞いてみたいと思います。そのあと、皆さんからのご質問を聞きたいと思いますのでぜひ書いていただきたいと思います。

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