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しゃらく旅倶楽部

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山陰浜坂の旅

今回は、車いす移動の要介護4の女性(82歳)と、ご主人(85歳)を1泊2日の浜坂旅行にお連れする依頼でした。

待ち合わせのJR新長田駅に着いた途端、列車延滞のアクシデント。まず、駅員さんに遅れの原因、復旧までの見通し、明石駅で乗り換える特急列車の運行状況を尋ね、改札横で待機しました。30分遅れで新長田駅を出発し、乗り継ぎの明石駅からは50分遅れで特急に乗車。Oさんは長く座っておられるので足や腰が痛いと訴えられ、Yさんが抱きかかえて座席に横になって頂きました。

車いすを押すエスコートヘルパー

鳥取での昼食後、いざ浜坂へ。途中、旧家や石塀並ぶ「あじわら小径」を散策し、ようやく2人に笑顔が浮かびました。絵を描く趣味をお持ちのご主人はアングルを気にしながら写真を撮っておられました。

ようやく宿に到着、まずは温泉へ。介助が二人いたので、あえてリフト付きの介護浴槽ではなく、大きなお風呂を楽しんでもらいました。湯船につかり労わりあう後ろ姿を見ていたら温かい気持ちになりました。

お二人にも笑顔が

豪華な海の幸が並ぶ夕食の席ではビールで乾杯をしてほっと一息。食の細いOさんが今日はよく召し上がるとYさんが驚くほどの食欲。ご主人も大満足の様子でおしゃべりがはずみます。今夜はゆっくりお休みくださいね。

2日目の朝。今日も快晴。10時にはお世話になった宿とお別れし、松林と砂浜が美しい浜坂サンビーチを散歩しました。途中、可愛い柴犬に出会い、昔犬を飼っていたOさんの口許がほころぶシーンも。

昼飯はまたまた新鮮な海の幸、お刺身が大好物のOさんはご主人の分まで召し上がって皆をびっくりさせていました。

帰りの列車内ではご夫婦でずっと今回の旅の話やお二人のハワイ、上高地旅行のお話を仲良くされていました。行きの列車内では無口で寝てばっかりだったOさんは一睡もされず、一生懸命お話してくださり、あっという間に神戸につきました。

砂浜で記念撮影

ご主人が別れ際、何度も何度も握手して頭を深々と下げられた時、ようやく私の緊張の糸がプツリと切れました。反省と後悔ばかりが残る旅で本当に喜んで頂けたのか不安で一杯でしたから、握手をしたその手のぬくもりが心に染みました。お二人の温かい夫婦愛に感動と癒しを頂き、こちらこそありがとうございました。

最後に、一緒に旅を支えてくださった介護職員のYさんには大変お世話になり感謝しております。
もっと介護技術を磨いてまたご一緒したいですね。

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